コプレーナ導波路給電による準光学アンテナ・ミキサ

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タイトル別名
  • コプレーナ ドウハロ キュウデン ニヨル ジュン コウガク アンテナ ミキサ
  • Quasi-Optical Antenna-Mixer System Fed by Coplanar Waveguide

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抄録

準光学アンテナ・ミキサは,高周波信号(RF)と局部発振周波(LO)を空間的に受信し,直後に中間周波数の信号に変換するシステムである.このシステムを用いることで,高周波回路は不要となり,特に周波数が高いときには,損失を大きく低減することができる.本論文では,準光学アンテナ・ミキサを実現するシステムとして,ミキサダイオードを装荷したコプレーナ導波路給電による2周波マイクロストリップアンテナを提案する.従来,準光学アンテナ・ミキサに用いられてきた受信部において,一方向からRFとLOを合成して入力していたため,LOの入射がRFの入射に干渉するという問題があった.そこで本論文では,基板の両側でRFとLOを独立して受信することができる構造を用いて準光学アンテナ・ミキサを構成した.まずミリ波帯において,受信部の設計を行い,電磁界シミュレータを用いてその特性を明らかにした.更に,マイクロ波帯において,本システムを試作し,受信部の2周波動作およびミキシング動作に関する実験を行った.その結果,本システムが準光学アンテナ・ミキサとして機能することが確認された.

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