腸重積の原因となった下行結腸脂肪腫に対し腹腔鏡補助下手術を施行した1例

書誌事項

タイトル別名
  • ショウレイ ホウコク チョウジュウセキ ノ ゲンイン ト ナッタ カコウケッチョウ シボウ シュ ニ タイシ フククウキョウ ホジョ カシュジュツ オ シコウ シタ 1レイ
  • A Case of Colonic Lipoma with Intussusception Treated by Laparoscopic-assisted Colectomy

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抄録

症例は60歳, 男性. 腹部膨満感, 腹痛, 血便を主訴に当院を受診した. 腹部骨盤部CTにて下行結腸の腸重積の所見を認め, 先進部には脂肪組織と等吸収域を持つ腫瘍性病変を認めた. 脂肪腫による腸重積と診断した. 大腸内視鏡検査にて整復されず, 腫瘍表面の粘膜に血行障害を認めたため, 緊急手術の適応と判断された. 腸管拡張はなく, 腹腔鏡補助下結腸切除術を行った. 術後経過は良好で, 術後6日目に退院した. 腸重積をきたした脂肪腫に対する腹腔鏡補助下手術は腸管拡張が顕著でなければ良い適応と考えられた.

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