短大生の記述力に関する考察 ー「被服学」の試験答案にみられる変化一

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  • A Study of Writing Abilities of Junior College Students: Based on an Analysis of Answer Papers in "Hifukugaku”

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抄録

本学「被服学」の授業を担当している2006年から2012年までの定期試験の答案について,記述力に変化が見られるかを確かめた。記述式の問題の解答について, 1枚の答案に書かれている総文字数を年度別に集計し,記述量の変化や得点との関わりを調べた。総文字数の平均値は年々減少し,漢字の誤りや不使用,文字の体裁を整えることなどについても能力の低下が見られることから,記述力が下がっていると思われる。  記述力に関しては文章の組み立てや表現,表記などの基本を学ぶ小学生時期の学習に影響されていると推察されるが,携帯電話や電子メールなど情報交換手段の多様化により文字を書かなくなったことによる影響も考えられる。

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