戦後世代の短歌に見られる父親像 : 主に男児との関係に焦点化して

書誌事項

タイトル別名
  • センゴ セダイ ノ タンカ ニ ミラレル チチオヤゾウ : オモ ニ ダンジ トノ カンケイ ニ ショウテンカ シテ
  • Fathers in Post-War Tanka : A Focus on the Father-Son Relationship

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説明

人生詠や家族詠と言われる短歌のジャンルは、個人の心情や思いを表出するものである。アンケートによる量的調査からは見えてこない父親の個人的内面や子どもとの微細な人間関係を、戦後の歌人たち(佐佐木幸綱、永田和宏、小高賢、大松達治、松村正直)が詠った短歌を素材に探究する。本稿は、男性歌人たちの歌を比較検討することにより、戦後諸世代が生きた父親像(役割、振舞い、心情)の変化について、三つの仮説を提示していく。歌を詠まない世の多くの父親たちにも該当する仮説として考えている。

収録刊行物

  • 自然・人間・社会

    自然・人間・社会 67 47-66, 2019-07

    関東学院大学経済学部・経営学部教養学会

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