木製屋外構造物の劣化調査と維持管理技術の開発 : 設置後約30年を経過したカラマツ製遮音壁の性能評価

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  • モクセイヤ ソトガマエ ゾウブツ ノ レッカ チョウサ ト イジ カンリ ギジュツ ノ カイハツ : セッチ ゴ ヤク 30ネン オ ケイカ シタ カラマツセイシャオンヘキ ノ セイノウ ヒョウカ

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抄録

飯田IC南の中央自動車道沿いに1985年度末に試験施工されたカラマツ製遮音壁(200m長)について設置後約30年経過の状態を20年経過時と同様に調査し,次の結果を得た。(1)20年経過時の調査には確認できなかった遮音壁最上段の部材に局所的な腐朽が見られた。(2)音響性能試験は,現状のままでは遮音壁の設置基準(25dB/400Hz・30dB/1000Hz)を満たさなかったが,隙間対策を講じれば基準を満たした。(3)曲げ強度試験は,遮音板に求められる「150kgf/m2の風荷重に耐える強度性能」は十分に保持されていたが,20年経過時と比較すると強度性能は低下していた。

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