身長の過大・過小評価による体組成値の変化とその影響

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タイトル別名
  • The changes and its effects in body composition value by overvaluation or undervaluation of height
  • シンチョウ ノ カダイ ・ カショウ ヒョウカ ニ ヨル タイソセイチ ノ ヘンカ ト ソノ エイキョウ

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抄録

高齢者の身長の短縮は一般的に認められているが,身長を推計する簡便な方法は開発されていない。生体電気インピーダンス法を用いた体組成計では身長の入力を求められる。過小に入力された身長が体組成に及ぼす影響について,InBody S10に実身長から2cm区切りで±10cmまで過大および過小に入力を行った。得られたデータをウイリアムスの方法を用いて解析を行った結果,身長の入力が±4cmから体脂肪率が有意に増加し,筋肉量は有意に減少することが確認された。四肢骨格筋指数(SMI)に関しては,過小に測定された四肢骨格筋量を過小に評価された身長で除する(過大評価)ことから相殺され,-10cmから影響が現れることが確認された。

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