書誌事項
- タイトル別名
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- ダイ1 ガクネン 「 3クチ ノ ケイサン 」 ノ イミ シドウ ニ カンスル ジュギョウ デザイン ニ カンスル ケンキュウ
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説明
計算の指導にあたっては,「計算の意味理解」「計算の仕方を考える」「計算に習熟・活用する」の3つの点が大切であり,これらの3点を重要視して指導にあたる必要がある。しかし, 3口の計算の指導にあたる前に,くり上がりのないたし算,くり下がりのないひき算をすでに学習していることから,「3口の計算の意味理解」が軽く扱われ,単なる計算の技能の習熟に重きを置く傾向が現状として見られる。そこで,本研究では,学校現場で軽視されがちである,「3口の計算の意味指導」に重点を置き,「式のよみ」を活用しながら, 3口の計算の意味理解を深め, 3口の計算にするよさに気付かせたり,発展的に4口や5口の計算の式表示にまで広げたりしていく授業デザインを提案し,その授業実践について考察していく。実践後の考察の結果, 3口の計算になることについて,「式のよみ」を根拠とさせて説明させていくことで,児童は3口の計算の意味について理解しやすくなり,また, 3口の計算の式にするよさも感得しやすいことが分かった。また, 4口や5口の計算の式表示についても, 3口の計算の式での「式のよみ」を活用して発展的に考えていけることが分かった。
収録刊行物
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- 岡山大学算数・数学教育学会誌 : パピルス
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岡山大学算数・数学教育学会誌 : パピルス 26 27-35, 2019-11-22
岡山大学算数・数学教育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050846637960667904
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- NII論文ID
- 120006769758
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- NII書誌ID
- AN10517360
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- ISSN
- 13413155
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- NDL書誌ID
- 030318571
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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