特異な経過をたどった寛骨臼骨折の1例

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説明

右膝をついて転倒したが受傷時のX 線では異常なく,軽微な外傷による股関節挫傷と診断され,その後,特異な経過をたどった79歳女性例について報告する.受傷翌日のX 線で寛骨臼骨折と診断され入院加療をしたが,徐々に骨折部の転位が強まり,最終的に大腿骨頚部骨折を合併したため,人工股関節置換術(THA)を施行した.この際,骨欠損に対して impaction bone graft 法によりカップを設置した.最終的に歩行器歩行レベルまで回復した.高齢者の寛骨臼骨折で早期離床を考慮した場合,THA は適切な手術である

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