飼育環境におけるカジカ大卵型・中卵型・小卵型の卵および仔稚魚の生残状況

書誌事項

タイトル別名
  • Survival of eggs, larvae and juveniles of three types of freshwater sculpin Cottus pollux (large egg, middle egg and small egg type) under rearing conditions
  • シイク カンキョウ ニ オケル カジカ ダイ タマゴガタ ・ チュウ タマゴガタ ・ ショウタマゴガタ ノ タマゴ オヨビ シチギョ ノ セイザンジョウキョウ

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説明

1. カジカ大卵型・中卵型・小卵型の試験生産を実施し、飼育個体の生残状況を調査した。2. 採卵時から発眼期および仔魚期を経て淡水移行期にかけての生残率は、大卵型は石川県の事例よりも低かったが、中卵型と小卵型は石川県の事例の範囲内だった。3. 中卵型および小卵型であれば、下呂支所で考案された小型の飼育装置でも、石川県などで使用されている既往の飼育装置と同程度の生残率が達成できることが確認された。4. 淡水移行後、主にカラムナリス症による稚魚の死亡が夏季に確認された。今後、事前の定期的な食塩浴によるカラムナリス症の予防がカジカでも有効かどうか検証することが望まれる。

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