四年成熟系ニジマス固定化の検討(2)

書誌事項

タイトル別名
  • ヨネン セイジュクケイ ニジマス コテイカ ノ ケントウ(2)

この論文をさがす

抄録

群馬県水産試験場川場養魚センター(以下「川場センター」という。)で選抜育種により通常のニジマスOncorhynchus mykiss(以下「ニジマス」という。)から開発した三年成熟系ニジマス「ギンヒカリ」は、ニジマスと同様に2年で成熟する場合があり、成熟した個体は肉質が低下するため、早期成熟抑制対策が求められている。そこで、川場センターでは、ギンヒカリの中から4年目秋期に初めて成熟した個体を親魚に用い、2009年に四年成熟系ニジマス(以下「四年成熟系」という。)として新たに一腹仔系統(F1)を作出した。4年目となる2013年には、一腹仔系統(F1)から一腹仔系統(F2)を作出した。2017年は、2013年に作出した一腹仔系統(F2)が4年目となるため、更に新たな一腹仔系統(F3)を作出した。今回は、一腹仔系統(F3)の作出経緯と結果について報告する。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ