鼠径部停留精巣腫瘍捻転の1例

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抄録

症例は28歳、男性。生来右停留精巣を指摘されていたが放置していた。平成21年12月、右鼠径部の発赤と圧痛にて当院受診した。鼠径部停留精巣の捻転が疑われ、臨時手術を施行した。精巣は右鼠径部で捻転して壊死状態になっており、摘除を余儀なくされた。病理組織結果はセミノーマであった。術後2年現在、再発や転移はみられていない。鼠径部停留精巣腫瘍捻転につき、若干の文献的考察を含めて報告する。

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