県産材による高性能・低コスト木製遮音板の開発 : カラマツの反射タイプ2種類及びスギの吸音タイプ2種類

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  • ケンサンザイ ニ ヨル コウセイノウ ・ テイコスト モクセイシャオンバン ノ カイハツ : カラマツ ノ ハンシャ タイプ 2シュルイ オヨビ スギ ノ キュウオン タイプ 2シュルイ

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抄録

2013から14年度において信州の木先進的利用加速化事業の中でカラマツ及びスギによる木製遮音板の開発に協力し,音響性能試験,曲げ強度試験,反狂性試験等を行った。その結果,中日本高速道路(株)が定める音響性能や風荷重(150kgf/m2)の基準値をカラマツ製の遮音タイプ2仕様とスギ製の吸音タイプ2仕様が満たした。また,蒸気・圧力併用型木材乾燥機を使用して反狂性試験を実施したところ4仕様とも所定の乾湿繰り返し処理を実施しても,有害な狂い等は発生しなかった。さらに納品する遮音板(4仕様)の保存処理前の含水率及び薬液注入量と保存処理後の寸法及び含水率等を測定した結果,中日本高速道路(株)の基準に合致した。その後,4仕様の遮音板が中央自動車道の伊那ICランプ外周に計64m試験施工された。2015年度には改良型の音響性能試験を実施し遮音タイプの3仕様が基準を満たした。

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