ものづくりの教育思想の歴史と構造--ものづくりの教育における陶冶と訓育

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  • The history and structure of pedagogical approaches to manufacturing: teaching and training in manufacturing
  • モノズクリ ノ キョウイク シソウ ノ レキシ ト コウゾウ モノズクリ ノ キョウイク ニ オケル トウヤ ト クンイク
  • The history and structure of pedagogical approaches to manufacturing: teaching and training in manufacturing

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抄録

40018789595

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近代の教育課程で、ものづくり・技術に関する教科は、最も据わりの悪い教科であった。一方、ものづくりに関わる教育実践はこれまで多くの成果をあげてきた。そのため、ものづくり・技術の教育に対する考え方は、一定の了解を得るに至っていない。本研究はこうした問題意識にたち、近代公教育の開始期であるフランス革命期の教育改革論争から、ものづくり・技術に関する教育思想の基本的な論争点を示すことを目的とする。この時期の典型的な教育論であるコンドルセ及びルペルシェの教育に関する提案を検討した。結果、自然科学や機械学を中心とする職業陶冶的な技術教育思想と手の労働を中心とする訓育的なものづくり教育という考え方が論争点となっていたことが明らかになった。本研究では、それらの教育思想が形成された背景を示し、その構造を明らかにする。

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