描画行動への好悪心理の起因に関する研究 -幼児の造形表現と図画工作及び美術科教育法等への芸術心理側面からの問題提起-

書誌事項

タイトル別名
  • Study about the Environment and the Cause of Dislike to Drawing -Proposal about Education of Fine Arts for a Kindergartner and for a Student-

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説明

本稿では, 人間の描画行動について, 発達及び教育心理もしくは描画心理と教科教育などの様々な側面から研究を行い,「人の描画行動に対する意識とその変化, それらの起因に関する環境等」を調べ, それぞれに向けての問題提議を行っている. 2011~2019 までの期間で, 2272 人(有効回答) の被験者からのアンケートによる調査を実施した. 被験者は現役の小学生から中学生, 短期大学生, 大学生, 成人として教員免許更新講習受講者等から, 学部学科専攻による結果の差異についても一部を考察内容としている. これまでは, 「人の成長とともに, ある時期から描画行動に転機が起こり, 次第に興味を喪失する」という定説が一般的であるものの, 実際には人の心の中で何が起こっているのか, そしてその原因は何であるのか等を結果から読み取り, 考える機会とした.  筆者は, 主体である人間が行う「描画行動と絵画制作」に的を絞り, 「好き嫌い」というキーワードで調査を行い, 芸術としての描画行動の持つ意味や教育美術の目的と成果, 発達心理としての描画による好悪心理等を統合しながら, 今後の研究に向けての問題提議としている.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1050846638690223872
  • NII論文ID
    120006783521
  • NII書誌ID
    AA12885396
  • ISSN
    24352802
  • Web Site
    https://nfu.repo.nii.ac.jp/records/3239
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    departmental bulletin paper
  • データソース種別
    • IRDB
    • CiNii Articles

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