様相の集合が等距離定重み性を有するセル構造オ-トマトンの性質と一構成法

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  • ヨウソウ ノ シュウゴウ ガ トウキョリ テイ オモミセイ オ ユウスル セル
  • A Construction Method and Characteristics of Cellular Automation with Constant-Weight and Equi-Distance Property

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抄録

type:論文(Article)

セル構造オートマトンについては既に多くの研究がなされ,その性質や構成についても多くの事柄が明らかにされてきている.一方,同一の構造を有する処理要素を多数用いた並列処理システムに関する研究も活発に行われており,このような並列処理システムをセル構造オートマトンとしてとらえることによって,システムに耐故障性をもたせようとする試みもなされてきている.本稿ではまず符号における距離および重みに準じてセル構造オートマトンの様相の間の距離および重みを定義し,様相の集合がこのような距離および重みに関して等距離定重み性を有するために,セル構造オートマトンが満たすべき条件を明らかにする.このような性質を有するセル構造オートマトンにおいては,符号における誤りの検出および訂正と同様な手法を用いることによって,セルの故障を検出すると共に故障したセルの位置を明らかにすることができる.最後に,より大規模な並列処理システムを表現するために,様相の集合が等距離定重み性を有する大規模なセル構造オートマトンの一構成法を示す.

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