不登校および不登校兆候等の生徒の自己有能感を高める研究─個に応じた支援計画の活用とタブレット学習による個別の学習支援を通して─

書誌事項

タイトル別名
  • フトウコウ オヨビ フトウコウ チョウコウ トウ ノ セイト ノ ジコ ユウノウカン オ タカメル ケンキュウ - コ ニ オウジタ シエン ケイカク ノ カツヨウ ト タブレット ガクシュウ ニ ヨル コベツ ノ ガクシュウ シエン オ トオシテ -
  • A Study to Improve Self-Competence of School Non-Attendance Students and Students That Have Signs of Non-Attendance -Utilization Individually Educational Support Plans and Individualized Support for Learning by Students ’Use of Tablet PCs-
  • 不登校および不登校兆候等の生徒の自己有能感を高める研究 : 個に応じた支援計画の活用とタブレット学習による個別の学習支援を通して

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説明

これまで不登校生徒に関し,様々な心理的なアプローチによる研究が行われてきた。渡部・納富(2019)は,不登校生徒と学習的適応感の低い生徒に対し,タブレット学習を行い,自己有能感の変化を検証している。そこで,本実践研究の目的は,不登校生徒と不登校兆候等の生徒の自己有能感を向上させるための手立てとして,個に応じた支援計画の活用とタブレット学習による個別の学習支援の有効性を検証することである。まず,不登校兆候等の中学1年生3名を抽出し,アセスメントを行い,個に応じた支援計画を作成,実施した。次に,前述の研究と異なる学校で不登校兆候等の中学1年生7名を対象にタブレット学習による学習支援を行った。最後に,既に不登校になっている生徒を対象に,個に応じた支援計画の活用とタブレット学習を併用した。その結果,これらの手立てにより自己有能感を高める可能性が示された。さらに,個に応じた支援計画の活用により,支援の共通理解や焦点化が可能になることや,タブレット学習後のフィードバックが重要であることが明らかになった。

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