朝の運動実践が大学生の睡眠覚醒、気分、および体力・運動能力 に及ぼす影響

書誌事項

タイトル別名
  • Effects of Morning Exercise on Sleep-Wake, Moods, and Physical Abilities in College Students

抄録

本研究は、一般大学生が朝の 30 分間の運動を週 2 回 6 週間実践することが、睡眠覚醒、気 分、体力・運動能力に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした。運動は、朝の時間 (8:20―8:50) を使ったラジオ体操を含む 30 分間の運動とし、週 2 回 (月曜日と金曜日) 6 週間実施した。対象者 は、本学保育科の 11 名であった。本研究の結果、朝の運動が運動後の気分の活性度を高めること、 朝運動の継続が起床時刻を早め、下肢パワー発揮能力を高める可能性が考えられた。さらに、グル ープインタビューより、朝運動は夜の熟睡感を高める可能性が考えられた。一方、グループインタ ビューにおいて、日中の眠気増大を挙げる学生が半数ほど存在した。したがって、大学生の朝の運 動実践は、「早寝」を促す睡眠教育と合わせて取り組むことで、早寝早起き習慣を身に付け、運動 後の気分の活性化および体力・運動能力の保持増進の効果をもたらすものと考えられた。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1050846638693250432
  • NII論文ID
    120006820874
  • ISSN
    24240737
  • Web Site
    https://meilib.repo.nii.ac.jp/records/766
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    departmental bulletin paper
  • データソース種別
    • IRDB
    • CiNii Articles

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