名古屋地域に立地する介護施設の介護職員採用行動と採用地域

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  • ナゴヤ チイキ ニ リッチ スル カイゴシセツ ノ カイゴショクイン サイヨウ コウドウ ト サイヨウ チイキ

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抄録

本稿では,実態調査の結果をもとに,介護労働力が不足する名古屋地域において介護施設を運営する法人がどの地域からどのような方法で職員を採用しているのかを検討した.労働力不足の状況下で,介護施設を運営する法人は,やむなく費用負担がより大きい方法で職員を採用していた.その一つは通勤圏内で介護福祉士資格の未取得者を採用して教育する方法,あるいは資格取得者を有料職業紹介業等の紹介により採用する方法である.もう一つは,通勤圏外から新規学卒の介護福祉士を採用する方法,さらには海外から外国人を受入れる方法である.国内では社会福祉士を養成する学校の生徒が減少しているため,採用できる新規学卒介護福祉士の数は限られている.また,EPA 外国人介護福祉士候補者を受入れる法人がある一方で,多くの法人は,受入れ期間の短さ,費用や担当職員の負担の大きさ等から候補者受入れに慎重である.

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