植物成長調整剤GA、BA処理による鉢物ファレノプシスの品質向上

書誌事項

タイトル別名
  • Improvement in quality of pot Phalaenopsis by treatment of plant growth regulators, GA and BA
  • ショクブツ セイチョウ チョウセイザイ GA 、 BA ショリ ニ ヨル ハチモノ ファレノプシス ノ ヒンシツ コウジョウ

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抄録

ファレノプシスは、栽培中に30℃以上の高温に長く遭遇すると、花が小型化して花数も減少し、花茎長が短くなる。そこで、高温期を経過する作型を中心にファレノプシスの品質向上を図るため、植物成長調整剤ジベレリン(以下GA)、ベンジルアデニン(以下BA)の利用について検討した。花芽分化前の長さ1~2 cmの花茎に濃度100 ppmのGAを2回散布すると、無処理に比べ花茎長が6~7 cm長くなり、花序長には影響がみられなかった。一方、第7~9花程度まで発蕾した花序の先端部に濃度30 ppmのBAを散布すると、処理回数に応じて花数が増加した。植物成長調整剤GAおよびBAの利用により、ファレノプシスの品質向上が期待できる。

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