キューバにおけるレグラ・デ・オチャ-イファ信仰の権威と正統性 ― グローバル化社会におけるヘゲモニーと民衆宗教 ―

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  • The Authority and Legitimacy of Regla de Ocha-Ifá in Cuba: The Popular Religion and Hegemony in Globalization

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本稿は、グローバル化社会においては世界が均一化するとみられる中で、 ナショナルな事象が顕在化するとともに、国内においてもローカルな事象が 自己主張を展開し、ナショナルな動向はローカルな事象を包摂しようとする 反面、ローカルな事象はグローバルな事象に自らの存在を接合させながらナ ショナルな事象に対峙するといった傾向が顕著になるという仮説をキューバ における民衆宗教を題材に検証するものである。  具体的には、キューバにおけるヨルバ系宗教であるレグラ・デ・オチャ- イファ信仰をローカルな事象の題材とし、それに対するナショナルな影響と して考えられるヨルバ文化協会の動向、またそれに対するアフリカ回帰主義 的動向について整理し、それらにみられるヘゲモニー的実践について考察す る。

収録刊行物

  • SOCIOLOGICA

    SOCIOLOGICA 44 (1・2), 1-23, 2020-03-20

    創価大学社会学会

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