国家戦略としての国際連合加盟 (二) : 吉田茂、重光葵、佐藤尚武の描いた「国のかたち」

書誌事項

タイトル別名
  • 国家戦略としての国際連合加盟(2)吉田茂、重光葵、佐藤尚武の描いた「国のかたち」
  • コッカ センリャク ト シテ ノ コクサイ レンゴウ カメイ(2)ヨシダ シゲル 、 ジュウ ヒカリ アオイ 、 サトウ ショウブ ノ エガイタ 「 クニ ノ カ タチ 」
  • Japan's Admission to the United Nations as a Tool of Statecraft : Shigeru Yoshida, Naotake Sato, Mamoru Shigemitsu and Japan's Future Shape (2)

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抄録

敗戦後、日本の国際連合加盟を推進した指導者たちの議論を、国際秩序論(国際秩序観)を背景に分析し、新国家建設のための指針として読み直す。本稿では、吉田茂と重光葵の議論を取りあげた。吉田は大国思考・冷戦思考に裏付けられ、自由主義陣営の大国としての日本をイメージしつつ、日本の国際連合加盟戦略を論じた。た議論を展開しているが、重光はアジアの勃興に強い関心を示した。それは、重光が全権代表として論じた日本は東西の架け橋となる得るという外交理念の背景となった。二では、重光の外交演説、随員としての佐藤の感想や外交論、外務省の若手の議論を紹介した。

収録刊行物

  • 大東法学

    大東法学 29 (1), 71-103, 2019-11-30

    東京 : 大東文化大学法政学会

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