学校教科書にみられる日本語の程度副詞 : 「とても」「非常に」「きわめて」について

書誌事項

タイトル別名
  • ガッコウ キョウカショ ニ ミラレル ニホンゴ ノ テイド フクシ : 「 トテモ 」 「 ヒジョウ ニ 」 「 キワメテ 」 ニ ツイテ
公開日
2020-02
資源種別
departmental bulletin paper
公開者
京都産業大学教職課程教育センター

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説明

本研究は、日本語の程度副詞「とても」「非常に」「きわめて」について、国立国語研究所が作成・公開している『現代日本語書き言葉均衡コーパス』(BCCWJ)の教科書コーパスを用いて、出現回数、文末文体、学年別および教科別出現状況、さらには共起する属性語をみることで、その三語の副詞の使用実態の様相を明らかにしようとするものである。分析の結果、⑴「非常に」が教科書においてもっとも多く使われていたこと、⑵「とても」は主に「です・ます体」の文体で現れるが「だ・である体」にも一定程度現れており、一方、「非常に」「きわめて」が現れる文体は、ほぼ「だ・である体」であること、⑶「とても」は学校教科書において学年問わず幅広く使用され、「非常に」「きわめて」は、高等学校教科書での使用がきわだって多いこと、⑷「とても」は一般的で日常的な語でかつ、話し手の評価を表す属性語と共起することが多く、「非常に」は数量や形状、物事の状態を表す語と共起することが多いこと、⑸「きわめて」は、判断や評価を表す抽象的な語とも共起し、共起する属性語が他の副詞と比べ多岐にわたっていたことが明らかになった。

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