学校教育における美術・造形的な活動の教育性に対する考察 ―図画工作科の系譜と教科観について―

書誌事項

タイトル別名
  • ガッコウ キョウイク ニ オケル ビジュツ ・ ゾウケイテキ ナ カツドウ ノ キョウイクセイ ニ タイスル コウサツ : ズガ コウサクカ ノ ケイフ ト キョウカカン ニ ツイテ
  • The Educational Value of Art and Handicraft Activities in Schools: The Historical Development and Philosophy of Arts and Crafts Classes

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説明

図画工作科は,子どもたちにとって好意的に受けとめられている反面,主要教科に対して周辺的な教科として受けとめられている。その理由として,この教科における教科観のつかみにくさの問題が挙げられる。それは,図画工作科の系譜に位置づけられる教科の歴史的な変遷の過程と,美術・造形という文化領域の特性から,技能教科としての印象を与えてしまうことに起因している。現在の学校教育は,子どもの人間形成を実現していくという社会的役割を担っているが,そのような観点から図画工作科をとらえた場合,学習指導要領の教科目標に示される「感性」という用語を読み解くことにより,つかみにくいとされる教科観や学校教育における美術・造形的な活動の教育的根拠を明らかにすることができた。

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