「銀河」による X 線パルサーの観測

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  • ギンガ ニ ヨル Xセン パルサー ノ カンソク
  • Ginga Observations of X-ray Pulsars

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抄録

X線衛星「銀河」は, これまでに5個のX線パルサーを発見した。このうち, 銀河面スキャンの結果から, パルサーとして予想され, 実際にパルスの確認されたものが3例ある。これは, 弱いX線強度のパルサーに対する「銀河」の検出能力の高さを示すものであると同時に, 銀河面スキャンで, その存在が明らかとなったハードなスペクトルを持つトランジェントX線源の大部分がX線パルサーであり, 潜在的に更に数多く(数10個)のX線パルサーが発見される, という可能性を示唆しているものである。従って, X線天文学の20数年の歴史の中で発見された20数個のサンプルが, 今後倍増される可能性すら含まれており, これらのサンプルを用いることにより進化まで含めたX線パルサーの研究の進むことが期待される。本稿では, これら新しく発見されたX線パルサーの基本的な性質として, パルス周期とその変化パルスプロファイル, X線のエネルギー・スペクトル等について, これまでの解析結果を示すことにする。

X-ray satellite Ginga has already discovered five X-ray pulsars or pulsations from known X-ray sources. Almost all were first detected by the gelactic plane scan as hard transient X-ray sources. They were expected to be X-ray pulsars which were confirmed by the following pointing observations. The high rate of detection of X-ray pulsars means that there must be a few tens of new X-ray pulsars still to be discovered with Ginga. In this paper we report the basic properties like pulse profiles, pulse periods and their changes, and X-ray energy spectra of these newly discovered X-ray pulsars.

資料番号: SA0166875000

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