Effect of foliar application of urea solution at full heading time on grain protein content of hard red wheat cultivar “Chikushi-W2” used for ramen noodle

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  • 穂揃期の尿素葉面散布がラーメン用小麦「ラー麦」の子実タンパク質含有率に及ぼす影響
  • スイゾロイキ ノ ニョウソ ヨウメン サンプ ガ ラーメンヨウ コムギ 「 ラームギ 」 ノ シジツ タンパクシツ ガンユウリツ ニ オヨボス エイキョウ

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ラーメン用小麦「ラー麦(ちくしW2号)」は,穂揃期に窒素成分で5gm-2の硫安を施用することで,子実タンパク質含有率12%以上を確保することができるが,肥料散布に労力がかかるため,その省力化が求められている。そこで,乗用管理機の利用を前提とした尿素葉面散布が「ラー麦」の子実タンパク質含有率に及ぼす影響について検討した。穂揃期以降の異なる時期に窒素成分で4gm-2の尿素水溶液を散布した場合,穂揃期~穂揃期後23日の散布により,無施用区と比べて子実タンパク質含有率が高くなり,千粒重が重くなった。しかし,子実タンパク質含有率が目標の12%に達せず,葉先に肥料やけが見られたことから,より効果的な窒素施用量と施用法について検討した。その結果,窒素成分で2.5gm-2の尿素水溶液を穂揃期後7日と同後14~17日の2回に分けて散布すると,肥料やけ程度が小さくなるとともに,子実タンパク質含有率が安定して12%以上となり,収量も確保できた。これらのことから,穂揃期以降の窒素追肥に乗用管理機を用いて尿素葉面散布を2回実施することで,省力かつ安定的な「ラー麦」の生産が可能になると考えられた。

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