商業科目「商品開発」と「商品開発と流通」の相違の検証と今後の課題 〜「ジョブ理論」を踏まえた新たなアプローチの提言〜

書誌事項

タイトル別名
  • Verification of Difference between Commercial Subjects “Product Development” and “Product Development and Distribution”, and Future Task 〜Proposal of a New Approach based on “Job Theory”〜
  • ショウギョウ カモク 「 ショウヒン カイハツ 」 ト 「 ショウヒン カイハツ ト リュウツウ 」 ノ ソウイ ノ ケンショウ ト コンゴ ノ カダイ : 「 ジョブ リロン 」 オ フマエタ アラタ ナ アプローチ ノ テイゲン

この論文をさがす

抄録

2009(平成21)年告示の高等学校学習指導要領(以下、学習指導要領(平成21年告示))から、「商品開発」が商業科の科目として登場した。それまで、商品開発に関する講義や実習は「課題研究」などを通じて各校で独自に取り組まれてきたが、独立した一科目として位置づけられたことで、商品開発の体系的な取り組みに対する理解が深まることになった。 さらに、2018(平成30)年告示の高等学校学習指導要領(以下、学習指導要領(平成30年告示))でも、「商品開発」は「商品開発と流通」と名称変更して引き継がれることになった。 そこで本稿では、「商品開発」と「商品開発と流通」の相違は何かを明らかにする。まずは、それぞれの学習指導要領の改訂に伴って示された学習指導要領解説商業編を参考にしつつ、それぞれの科目の目標や内容構成について考察する。 そして、問題の設定で取り上げた先行研究と、クレイトン・M・クリステンセンらの「ジョブ理論」を踏まえて、「商品開発と流通」における新たな実習のアプローチについて提言する。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ