児童の自立と協働を促す教員の在り方 ―通学合宿と学校教育を結びつける視点から―
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説明
本実践研究では、すべての自動の自立・協働の力を育むために、社会教育の一環である通学合宿を学校教育で何らかの形で実践するというのが目的である。まず、自立については、家庭において自立チャレンジノートに取り組む。通学合宿のプログラム要素となっている「自分で時間を決めて行動する」などのチャレンジ目標を6つの中から選択し、具体目標をたて、実践を行い、保護者のサインをもらい、振り返りを行うという流れで実施した。次に、協働については、学校においてソーシャルスキル・トレーニング(以下SSTという)に取り組む。毎週朝の時間15分を用いて、学級の状況を見ながら計10回の実践を行った。結果として、数値として期待する効果は得られなかったが、学校教育においても保護者の方の協力なしでは、すべての子どもに自立・協働の力を付けることが難しいこと、SSTは対人関係が出来上がった集団への介入は難しく、学級状況を知るための手段として有効であることが示唆された。
収録刊行物
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- 教育実践総合センター紀要
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教育実践総合センター紀要 16 240-245, 2017-03-20
長崎大学教育学部 附属教育実践総合センター
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050850247228861184
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- NII論文ID
- 120006974013
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- NII書誌ID
- AA11814009
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- HANDLE
- 10069/37132
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles