ダイズ新品種「とよまどか」の育成

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タイトル別名
  • A new soybean variety “Toyomadoka”
  • ダイズ シン ヒンシュ 「 ト ヨマド カ 」 ノ イクセイ

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抄録

ダイズ新品種「とよまどか」は,北海道立総合研究機構十勝農業試験場,北見農業試験場および中央農業試験場によって育成された。本品種は2010年7月に,「十育250号」を母,「十育249号」(のちの「とよみづき」)を父として行った人工交配に由来する。2018年2月に「十育258号」として北海道優良品種に認定され,同年10月に「とよまどか」の名で出願公表された。本品種は,「とよみづき」,「ユキホマレ」と同じ白目で成熟期が“やや早”の品種で,豆腐加工適性が両品種より優れる。耐倒伏性が「とよみづき」より優れ,開花期耐冷性・低温裂開抵抗性が「ユキホマレ」より優れ「とよみづき」並である。本品種の普及により,“とよまさり”銘柄大豆の豆腐需要の拡大と良質安定生産が期待される。

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