An appropriate harvest index for measures cracked rice kernels at ‘Natsukirari (Aichi123)’

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  • 胴割れ対策のための「なつきらり(愛知123号)」の収穫適期指標
  • ドウ ワレ タイサク ノ タメ ノ 「 ナ ツキ ラ リ(アイチ 123ゴウ)」 ノ シュウカク テッキ シヒョウ

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2016年に水稲高温耐性新品種「なつきらり(愛知123号)」の現地及び場内試験で胴割れが多発したため、2017年と2018年に成熟期前後の黄化籾率と胴割粒の発生の関係を調査して、胴割れ対策のための収穫適期の指標を検討した。胴割粒発生の許容範囲を「あいち米の生産技術」で示す全胴割粒率20%とした場合、「なつきらり(愛知123号)」の収穫適期の指標値は、同熟期の「コシヒカリ」の指標値である黄化籾率85%よりも低い80%程度であると考えられた。しかし、2018年は登熟期が高温で出穂後26日、黄色化籾率が55%の時点ですでに全胴割粒率は21%あり、前年度策定した指標値は使用できなかった。そこで、登熟期が高温の場合の指標として、農産物検査の被害粒に相当する粒に横1条の亀裂が貫通する重度胴割粒に着目し、胴割れの許容範囲に1等米の被害粒率の上限値である15%を用いて検討した。重度胴割粒率が12.5%の時点での黄化籾率は80.3%であったが、胴割粒以外の被害粒が相当数ある場合に備えて、暫定的に黄化籾率70%程度を指標値とすべきと考えられた。なお、本研究ではわずかでも帯緑した籾は黄化籾から除いた。

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