幕末期土佐藩の国事運動と「政治犯」化 : 「御用状」にみえる土佐勤王党への対応を素材に

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  • Consideration on the national movements and on the imprisonments in the Tosa domain at the end of the Edo period : evaluation and response to the Radical Reform Party in Tosa as it appears in the contents of a letter about political affairs.

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説明

本稿は、「土佐藩京都藩邸史料」中の御用状を主な史料として、幕末期の土佐藩、殊に文久二年(一八六二)四月以降、武市半平太ら土佐勤王党により主導された藩外交のありようを、藩当局者が如何に把握し、対応してきたのかを考察するものである。着目したのは、御用状の発給主体である藩政当局の小目付役の意見であり、藩政当局の中間管理的な立場にある役務を担う彼らが、土佐勤王党の政治的浮沈に対し、如何に考え、立ち回らねばならなかったかを明らかにした。

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