インタビュー調査の技法 : 現象学的社会学の具体的応用
書誌事項
- タイトル別名
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- The Technique of a qualitative interview method : practical application of Phenomenological sociology
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抄録
質的社会調査は対象者の意味世界のデータを第一次資料として収集し,それを解釈し分析することを目的にする。現象学的社会学では,対象者の意味世界は対象者自身によって一次的に構成されており,その一次的意味構成に基づいて社会学者が二次的に意味を構成するものと考えられる。インタビュー調査では調査者の質問に対象者が答える形態をとるたあ,調査者が対象者の一次的意味構成に影響を与えることになる。そのため,調査者の主観を適切にコントロールして対象者から語りを聴き出す必要がある。また,インタビュー後に録音をトランスクリプションするときも,対象者の一次的意味構成を損なわないように調査者の主観をコントロールする必要がある。最後に,テープ起こしされたトランスクリプトに基づいて対象者の一次的意味構成を要約して示す際も,調査者の主観を適切にコントロールする必要がある。
インタビュー調査
現象学的社会学
一次的意味構成
レリヴァンス
identifier:BS003400007261
収録刊行物
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- 佛大社会学
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佛大社会学 34 1-13, 2010-03-25
佛教大学社会学研究会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050850788622770176
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- NII書誌ID
- AN00219617
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- ISSN
- 03859592
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- KAKEN