クライエントとセラピストの関係の違いが箱庭表現に及ぼす影響についての一考察 : 箱庭療法の臨床事例で起きたある出来事を手がかりに

書誌事項

タイトル別名
  • クライエント ト セラピスト ノ カンケイ ノ チガイ ガ ハコニワ ヒョウゲン ニ オヨボス エイキョウ ニ ツイテ ノ イチ コウサツ : ハコニワ リョウホウ ノ リンショウ ジレイ デ オキタ アル デキゴト オ テガカリ ニ
  • How does the Relationship between Client and Therapist influence the Expressions of Sandplay? : A Discussion based on a Clinical Case

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抄録

本稿では、箱庭療法で重視されるクライエントとセラピストの関係について、その違いがクライエントの箱庭表現にどのような影響を与えるのかという観点から、考察を行った。筆者がセラピストとして箱庭療法を行っていたクライエントとの事例経過の中で、クライエントが、関係の異なる別の人物との間で箱庭を作ったという偶然の出来事を考察の出発点として提示し、そのとき作られた箱庭と筆者との面接過程で作られた2つの箱庭(箱庭#1、箱庭# 12)を比較検討することで、箱庭表現に与えるクライエントとセラピストの関係の影響を考察した。考察の最後に、イントラパーソナルな要因(クライエント個人に属する要因)とインターパーソナルな要因(クライエントとセラピストの関係の要因)の2つの要因を掛け合わせたところに箱庭表現を位置づけることができると仮説的に考え、2つの要因のマトリックスに本稿で取りあげたクライエントの箱庭表現を素描的に位置づけることを試みた。

箱庭

クライエントとセラヒ゜ストの関係

(使用されたアイテムの)共通性

イントラハ゜ーソナルな要因(クライエント個人に属する要因)

インターハ゜ーソナルな要因(クライエントとセラヒ゜ストの関係の要因)

identifier:KO002400007352

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