諸外国における看護学生を対象としたマインドフルネス瞑想訓練を用いた介入研究の動向

書誌事項

タイトル別名
  • Trends in intervention research using mindfulness meditation for nursing students in foreign countries
  • ショ ガイコク ニ オケル カンゴ ガクセイ オ タイショウ ト シタ マインドフルネスメイソウ クンレン オ モチイタ カイニュウ ケンキュウ ノ ドウコウ

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説明

本研究は,看護学生の不安やストレスを軽減するための効果的なマインドフルネス瞑想訓練の導入について検討することを目的とした。文献検索サイトPubMed を使用し,“mindfulness”,“meditation”,“nursing”,“student” のキーワードで過去10年分の条件で検索を行い,諸外国における看護学生を対象としたマインドフルネス瞑想訓練を用いた介入研究に関する文献レビューを行った。9件の文献を分析した結果,ストレスや不安,抑うつ,バーンアウトに対するマインドフルネス瞑想訓練の効果を測定したものが多かった。また,セッションや講義,ホームワークやオンライン学習などを用いて実施されており,介入期間は8週間が最も多かった。看護学生に対するマインドフルネス瞑想訓練の効果として,自覚しているストレスや不安,抑うつの軽減が多く報告されており,運動やバイオフィードバックを用いた介入に比べてマインドフルネス瞑想訓練がストレスや不安に対する軽減効果が高いことが示唆された。学生時代にマインドフルネス瞑想訓練を習得しておくことは,ストレスへの対処方法のひとつとして有用であり,将来的にも心身の健康を保ち,QOL の維持やバーンアウトの予防にもつながると考えられる。

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