地域に根差した高齢者健康づくり教室の役割 ―新型コロナウイルスによる社会活動自粛期間におけるアンケート調査からの検討―

書誌事項

タイトル別名
  • The Role of Community-Based Health Promotion Classes for the Elderly:A Questionnaire Survey During the Period of Voluntary Restraint of Social Activities Caused
  • チイキ ニ ネザシタ コウレイシャ ケンコウズクリ キョウシツ ノ ヤクワリ : シンガタ コロナウイルス ニ ヨル シャカイ カツドウ ジシュク キカン ニ オケル アンケート チョウサ カラ ノ ケントウ

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抄録

健康寿命の延伸には,個々の特性に適した食生活と身体活動・運動を日々の生活の中で実践し ていく必要がある.2015 年度から2019 年度まで,恵庭市および近郊在住高齢者を対象に,食生活指導 と健康づくり運動指導を組み合わせた「目指せ!アクティブシニア~ロコモ予防教室」を実施してきた. 本稿の目的は,第一に予防教室で行った食生活や運動指導が自宅で実施しやすいものであったか,また 自粛中の健康維持にどのように役立っているかを確認すること.第二に,新型コロナウイルスによる社 会活動自粛期間における社会的役割を検討し,改めて予防教室の指導内容と有用性を考察することであ る.2019 年度10 月から2 月の予防教室に参加した66 名に,4 月中旬に同教室に関するアンケート調 査票を郵送し,51 名の回答が返送された.アンケートの回答から,キーワード解析を行い,関連性をマッ ピングし,つながり強度ランクを付けて検討した結果,予防教室で実施した運動を自粛期間中にも自宅 で実践していることが確認できた.今後は,得た情報を確認しながら,ロコモ予防教室の参加者満足度 や教育効果の向上を目指し企画運営につなげていく.

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