書誌事項
- タイトル別名
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- How Governor Kurodaʼs Monetary policy affected on Exchange Rates?
抄録
本稿では,中央銀行の金融政策としてハイ・パワード・マネー(HPM)の供給量をとり,それと円/ドル・レートの関係を論じる。 長い間日本銀行の金融政策と円/US ドル・レートの間には,有意な相関は見られなかった。つまり,日本のHPM 供給量の増加(減少)と円安(円高)は,結びついていなかった。一方,アメリカの金融政策と円/ドル・レートの間には,強い相関が存在した。アメリカのHPM 供給量増加(減少)が,ドル安円高(ドル高円安)に結びついていた。つまり,円高・円安はアメリカのHPM 供給量とのみ,関係があったと言えるのである。それが,黒田東彦氏が日銀総裁に就任して以降,日本のHPM と円/ドル・レートの間には,長期的な安定関係と言われる共和分関係が成立するようになった。同時期,アメリカのHPM と円/ドル・レートの間には,共和分関係は成立していない。 少なくとも円/US ドル・レートと日本のHPM との関係で見る限り,黒田日銀総裁の金融政策は,これまでにない明確な相関を築いたといえる。
研究ノート
収録刊行物
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- 札幌学院大学経営論集
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札幌学院大学経営論集 (15), 57-66, 2021-03-12
札幌学院大学総合研究所
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050850932907017856
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- NII論文ID
- 120007032771
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- ISSN
- 18841589
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- HANDLE
- 10742/00003370
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles