子どもの表現活動を育む即興演奏の方法について(第2報)絵本を使用する技術論

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  • コドモ ノ ヒョウゲン カツドウ オ ハグクム ソッキョウ エンソウ ノ ホウホウ ニ ツイテ(ダイ2ホウ)エホン オ シヨウ スル ギジュツロン

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抄録

40022521742

日本の保育者にはピアノ演奏技術が必須とされ、保育現場でもピアノや鍵盤楽器が多く使わ れている。本論では、従来のピアノの演奏方法・使用目的の枠を超えた、応用性の高い即興演 奏方法の一手法を研究した。即興演奏へのアプローチは多々あるが、今回は絵本の絵をモチー フとし、グラフィックな楽譜に変換する方法を検証した。実際の現場での検証は行っていない 為客観的な指標は提示できないが、反復練習を必要とせず、演奏に正確さを求められない方法 は、ピアノを不得手と感じる保育者に対しても、保育へ楽器を取り入れることへの敷居を低く することができると考える。また、抽象的な響きとなる即興演奏を保育へ取り入れることは、 子どもたちにも現代音楽にも通じる新しい響きの世界を開くとともに、自由な想像力と豊かな 感性を養い、創造性を培うことができると考える。

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