懐徳堂末期の漢文教育 : 並河寒泉『課蒙復文原文』、並河蜑街 (たんがい) 『復文草稿』を中心に

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タイトル別名
  • カイトクドウ マッキ ノ カンブン キョウイク : ヘイガワカンセン 『 カモウフクブン ゲンブン 』 、 ヘイガワタンガイ(タン ガ イ)『 フクブン ソウコウ 』 オ チュウシン ニ
  • The Methodology of Classical Chinese at the Kaitokudo School

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抄録

本稿では、並河寒泉『課蒙復文原文』、並河蜑街(たんがい)『復文草稿』(共に大阪大学懐徳堂文庫蔵)を中心に、懐徳堂終末期における復文練習および漢作文練習の様子を紹介した。復文については、教材は類書の『淵鑑類函』から多く取られていること、その内容には懐徳堂および寒泉の特徴が見られること、原文の完全な復原を目指すものではなかった点を明らかにした。漢作文については、教材は、すでに指摘されていた『常山紀談』などの軍記以外に、『窓のすさみ(追加)』などの随筆や懐徳堂の逸話なども使われていたことを明らかにした。

収録刊行物

  • 大東史学

    大東史学 1 71-96, 2019-03-15

    東京 : 大東文化大学歴史文化学会

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