両親の乳児に対する知覚 沖縄群と東京都群の比較

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タイトル別名
  • Parents' perception of their babies for primary intervention-Comparison between Parents in Okinawa and Tokyo-
  • リョウシン ノ ニュウジ ニ タイスル チカク オキナワグン ト トウキョウトグン ノ ヒカク

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説明

東京都51組,沖縄県55組の計106組の新生児の両親を対象に質問紙を2回実施して1回目は,「一般的な赤ちゃんの知覚(NPI-1)」,2回目は1ヵ月後の「自分の赤ちゃんの知覚(NPI-2)」について調査した.その結果,父親と母親のNPI-1総得点およびNPI-2総得点それぞれの相関係数はNPI-1総得点に比べNPI-2総得点が高くなり,1ヵ月後のNPI-2が父親と母親でより一致する傾向にあった.又,出生直後NPI-1と1ヵ月後のNPI-2の相関係数は,両群とも父親よりも母親が低かった.このことから出生直後と1ヵ月後の親の知覚は変化し,又,生活する地域(東京都群,あるいは沖縄群)によってその値は多少異なること,両群ともに母親は父親よりも1ヵ月後には変化していることが示された.そして,NPIにより,同じ子供でも両親によって見方が異なること,又,両親ともに1ヵ月後には見方が変化すること,そして母親の父親よりもより変化し易い傾向は住む地域に関わらず同様であることなどが示された

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