コロナ風刺版「梟」にみる狂言の現代性

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タイトル別名
  • The Modernity of Kyogen in the COVID-19 Satirical Version of Owl
  • コロナ フウシバン 「フクロウ」 ニ ミル キョウゲン ノ ゲンダイセイ

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抄録

2020年度の新型コロナウイルス感染症蔓延の状況は、古典芸能界のSNSの活用を促し、大蔵流狂言においては「梟」の現行曲とコロナ風刺版、両曲の配信をみた。伝統を継ぐプロの狂言師が現行曲に手を加える改作例は類例がない。本稿は、「梟」について作品の現代性を明らかにするとともに、コロナ風刺版がつくられた意図と作品の評価を行うものである。検証の結果、現行曲の当世風解釈の多様さ、並びに、コロナ風刺版の同時代性及び祝言の芸能としての性格が明らかになった。

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