教育心理学関連科目のテキストにおける動機づけ関連領域の扱われ方について

書誌事項

タイトル別名
  • キョウイク シンリガク カンレン カモク ノ テキスト ニ オケル ドウキズケ カンレン リョウイキ ノ アツカワレカタ ニ ツイテ
  • A comparison of descriptions of“motivation" in textbooks on educational psychology.

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抄録

動機づけは教育心理学の主要なテーマの一つとされ,教職課程における教育心理学等の講義科目でも取り上げられている。本研究では,大学等で用いられている教育心理学等のテキストを収集し,それらにおいて動機づけに関連するテーマがどのように取り上げられているかを検討した。分析対象とされた54冊のうち動機づけに関する内容を扱っていた47冊を検討したところ,内発的動機づけ,学習性無力感など比較的共通した概念が取り上げられていた。また,それらの記述を実践的な利用という観点から,そのテキストが基礎理論の記述にのみ終始しているもの(30冊),実践的な利用につながる記述,動機づけを高めるための具体的な方略等の記述があるもの(15冊),基礎理論を実践場面に沿って理解するための具体例,事例などの記述があるもの(2冊)の3つのカテゴリーに分類し,その結果をもとに今後のテキストのあり方について考察を加えた。

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