在宅の軽度認知症高齢者における性格特性と生活内容との関連

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タイトル別名
  • ザイタク ノ ケイド ニンチショウ コウレイシャ ニ オケル セイカク トクセイ ト セイカツ ナイヨウ ト ノ カンレン
  • Relationships between Personality Traits and Daily Experiences of Elderly Persons with Mild Dementia Living at Home

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2007年の社会福祉士及び介護福祉士法の改正では、介護福祉士の定義が見直された。その部分には「心身の状況に応じた介護」とあり、これからは身体状況と心的状況の両方に対応した「その人らしい」生活への支援が求められていると言える。しかし、実際の支援の現場において、介護予防サービスにおける利用者の基本情報に心的状況に関する性格特性は含まれていない。本研究では、軽度認知症高齢者の性格特性と生活内容の関連が示されるならば、支援が必要な高齢者の基本情報の収集時に性格検査は必要であるという仮説を立てた。方法として、在宅の要支援1の軽度認知症高齢者を対象に新性格検査を実施し、性格特性と生活内容や言動との関連を分析した。その結果、5事例を大枠で3つの性格特性に分けることができた。また個々の事例において、先行研究との照合と、「つぶやきの言葉」を裏付けに、「その人らしい」性格特性と生活内容との関連が認められた。

source:Studies on Humanities and Social Sciences of Chiba University

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