デジタル型血圧計と従来型血圧計を用いた血圧測定値の比較について

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  • A Comparison of the Blood Pressure Values by Mercury, Aneroid and Digital Sphygmomanometers
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看護学部の学生246名を対象に,自動(デジタル型2機種)血圧計と従来型(水銀型,アネロイド型)血圧計を用いて血圧測定を行わせ,その測定値の比較検討により以下の知見を得た。1)水銀血圧計とアネロイド型血圧計による同一対象に対する血圧測定値の間には,強い相関関係がみられ,その測定値の平均値の間の差異は日本工業規格(JIS)の許容誤差の範囲であり,水銀血圧計の補助としてアネロイド型血圧計が使われる事の妥当性が裏付けられる。2)水銀血圧計による測定値を基準とすると,デジタル型血圧計と水銀血圧計による測定値の平均値の間の差異はJISの許容誤差の範囲であるが,同一対象に対する両者の測定値の間に,収縮期血圧において比較的強い相関関係がみられるが,拡張期血圧においては弱い相関関係しかみられず,デジタル型血圧計の,より一層の改良が望まれる。

Measurements of blood pressure (both systolic and diastolic blood pressures) of 246 students were performed by three types of sphygmomanometers (mercury-, aneroid- and digital-types) and the blood pressure values were analyzed statistically. The differenc

source:Journal of School of Nursing, Chiba University

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