公共建築としての「パラッツォ・デッラ・ラジョーネ」 --トポスの再検討と展望

書誌事項

タイトル別名
  • コウキョウ ケンチク ト シテノ パラッツォ デッラ ラジョーネ トポス ノ サイケントウ ト テンボウ
  • "Palazzo della Ragione" as Communal Building in the Late Medieval Italy : Review and Perspective

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説明

北部イタリアのコムーネであったパドヴァによって建造された市庁舎兼裁判所であるパラッツォ・デッラ・ラジョーネの存在意義について再検討を行う。従来の研究史ではあまり問われることのなかった、北中部イタリアの各コムーネに共通するトポスとしての公共建築群の位置づけからパドヴァのそれを捉えなおすことにより、その特異性を明らかにする。また、共和国条例集等の同時代史料の精読によって、パラッツォ・デッラ・ラジョーネというタームの含む意味と問題性について論じる。同時に、都市の中心において市民と密接にかかわる場の状況を史料分析から明らかにする。

source:Studies on humanities and social sciences of Chiba University

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