大学バドミントン授業におけるサービスを利用したスキルテストの開発に関する研究 (3) : サービス力の授業効果および競技力との関係

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  • Approach evaluating badminton skill in university physical education class (3) : The effect of school of badminton on the service skills and competition ability

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抄録

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[目的] 大学におけるトレーニングやスポーツ実技の授業効果に関する研究は多数あるが、その殆どが体力に関するもので、運動スキルに関するものは少ない。スポーツ種目の授業で個人のスキル水準を把握することは、授業の前後に同じスキルテストを実施して、個人のスキルの伸びを評価をするのみではなく、スキル水準別に授業を展開する上でも有用である。しかし、スキルテストのために、多くの設備や時間を費やすようでは実用的ではない。著者はこれまでに大学バドミントン授業におけるサービスを利用した簡易スキルテストを試案するための検討として、バドミントン授業を受講した学生を対象に調査を行い、バドミントン部経験者が未経験者よりサービス力が高いこと、バドミントン部未経験者であっても運動部経験者の方が未経験者より サービス力が高いこと、バドミントン部経験者であってもその経験年数の多いほどサービス力が高い傾向にあることなどを明らかにしてきたり。また、バドミントン授業でのサービス力と競技力との関係の検討から、ショートサービスに比してロングサービ スに競技力がよく反映されることを明らかにした 2) 。本研究はサービスを利用したスキルテストについて、授業効果の面から検討することにした。特に、本報では前報のデータ 2) を利用し、バドミントン授業がサービス力に及ぼす効果およびサービス力と競技力との関係を授業の前後で比較検討を行った。

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