バスケットボール部活動と連携した地域スポーツクラブの設立事例 ~幼児から高校生までを対象としたスポーツクラブの必要性~

書誌事項

タイトル別名
  • An Example of Establishment of a Regional Sports Clubin Collaboration with School sports club in basketball ~Necessity of Sports Clubs for Infants to High School Students~
  • バスケットボールブ カツドウ ト レンケイ シタ チイキ スポーツクラブ ノ セツリツ ジレイ : ヨウジ カラ コウコウセイ マデ オ タイショウ ト シタ スポーツクラブ ノ ヒツヨウセイ

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抄録

学校における働き方改革により、教員の長時間労働の一番の要因となっている部活動は変わっていかなくてはならない。部活動時間削減と同時に地域スポーツクラブへの移行が求められているが、地域スポーツクラブが存在しない地域も多く、ほとんど進んでいない。そのためこの研究では、部活動と連携した地域スポーツクラブの設立が促進されるよう、実際にバスケットボールクラブを設立・連携し、どのような成果や課題が出るのか調査した。 地域スポーツクラブがない時は、選手や保護者の部活動に対する否定的な意見を多く聞いていたが、設立はどちらへも肯定的な意見が多くなった。また設立する際には中学生だけでなく、幼児から高校生といった、より幅広い年齢を対象とした活動が求められることもわかった。 ただ学校関係者が抱える懸念としては、部活動指導員が部活動と地域スポーツクラブを兼務すると、長時間活動や行き過ぎた指導につながる懸念を強く抱いていた。そこも念頭に置く必要があることがわかった。 また大学の部活動と連携していくことも考えられるため、それは今後の研究課題としたい。

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