未経産牛乳房炎に関する研究 (第14報) : 乳房の生後発育

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タイトル別名
  • Studies on the Heifer Mastitis (14) : Postnatal development of the udder
  • 未経産牛乳房炎に関する研究-14-乳房の生後発育
  • ミ ケイサン ウシ ニュウボウエン ニカンスルケンキュウ 14 ニュウボウ ノ

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抄録

生後2日齢から25ヵ月齢までの末経産雌牛と雄牛における乳房の発育を肉眼的, 顕微鏡的に観察した. 生後62日までの雌牛乳房では, 乳管洞や乳管は各乳頭の背後位の小範囲に限局し, 乳房の大部分は脂肪組織で形成されている. 6ヵ月齢以後の雌牛乳房では乳管が乳房のほぼ全域に分布している.腺胞は9ヵ月齢のもので出現し,10ヵ月齢のもので分泌像が見られた.25ヵ月齢の乳房では,腺胞で満された小葉が多い. 25日齢以前の雄牛の乳房の形態は4日齢の雌牛のものに似ている. 61日齢以後の雄牛乳房では,乳頭と乳管洞はやや発育するが,乳房の脂肪組織と乳管は退化する.

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