スポーツ施設利用者のスポーツ行動に関する一考察

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  • A study on the sports behavior of sports facility users
  • スポーツ シセツ リヨウシャ ノ スポーツ コウドウ ニ カンスル イチ コウサツ

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抄録

本研究はスポーツ施設利用者のスポーツ行動の構造化を試みた。さらに,スポーツ行動は属性によって変化が生じるのか検証するため属性比較を実施しスポーツ施設マネジメント手法の一助を目指すことを目的とした。調査対象者は,スポーツ施設利用者1156名を対象に質問紙調査を実施し,質問紙に誤答や無回答が無かった396名を分析対象とした。 分析の結果,本研究で明らかとなったことは以下に集約される。 (1) スポーツ施設利用者のスポーツ行動について因子分析した結果,「流行志向」「地域生活満足」「みるスポーツ」「個性化」「運動・スポーツ継続」の5因子が抽出された。 (2) 因子得点で最も高い値を示したのは,「運動・スポーツ継続」であり,次いで「地域生活満足」であった。最も低い値を示したのは「流行志向」であった。 (3) 因子と性別を比較した結果,「男性」が「女性」より「みるスポーツ」「個性化」の因子において有意に高い値を示した。 (4) 因子と年代を比較した結果,「30代以下」が「40代以上」より「個性化」の因子において有意に高い値を示した。 (5) スポーツ施設を利用する目的は,「体力・健康づくり」「運動不足の解消」「楽しみ・気晴らし」「美容や肥満の解消」「家族とのふれあい」「自己の記録や能力の向上」「友人・仲間との交流」「精神修養」の順に高い値を示した。

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