制度化された中間組織としての学校運営協議会の組織運営 : コミュニティ・スクールの地域連携教育活動に着目して
書誌事項
- タイトル別名
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- セイドカ サレタ チュウカン ソシキ ト シテ ノ ガッコウ ウンエイ キョウギカイ ノ ソシキ ウンエイ : コミュニティ ・ スクール ノ チイキ レンケイ キョウイク カツドウ ニ チャクモク シテ
- Organisation and Management of School Management Committees as Institutionalised Intermediate Organisations : Focusing on Educational Activities of Community Schools in Partnership with Local Communities
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説明
中間組織が存続し続けるためには,どのような組織運営が必要なのか.本研究の目的は,制度化された中間組織としてのコミュニティ・スクールの学校運営協議会に着目し,組織メカニズムの特徴を解明することである.中間組織としての学校運営協議会制度は,学校と地域と保護者の三者をつなぐ会議体であり,組織運営が制度化されているモデルである.「目的」「統制」「方法」の3次元から学校運営協議会の特徴を検討した結果,異なる目標を持つステークホルダー間では共通目標設定のために「共育」という新たな用語を使用し,再調整が行われていた.制度上の統制の主体は教育委員会であったが,運営ではオブザーバーとして教育委員会関係者は参加し,会議体を損なわないサポートを行っていた.また,「協働・責任分担方式」によって当時者意識の醸成が行われていた.組織マネジメントにおいては,校長はサーバントリーダーシップを行うことで,三者連携の対話が行われていた.重層的な「連携カリキュラム」による相互作用は,地域の新たな相互見守りという相乗効果も生み出していた.
収録刊行物
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- 久留米大学文学部紀要. 情報社会学科編
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久留米大学文学部紀要. 情報社会学科編 16 23-33, 2021-03-31
久留米大学文学部
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050852018415497088
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- NII論文ID
- 120007126818
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- NII書誌ID
- AA11847223
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- ISSN
- 13481010
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- HANDLE
- 11316/00001862
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- NDL書誌ID
- 031683683
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- NDLサーチ
- CiNii Articles
- KAKEN