観光における新しい宿泊形態としての分散型ホテルの可能性

書誌事項

タイトル別名
  • カンコウ ニオケル アタラシイ シュクハク ケイタイ トシテノ ブンサンガタ ホテル ノ カノウセイ
  • The Possibilities of Dispersed Hotel as the New Lodging System : Analyses on the Successful Models

抄録

【1】(問題意識)地方活性化の切り札としての交流人口増加=観光が期待されているが、日本では宿泊機能の強化が進まない。そこで近年取り組みが進められているのが「分散型ホテル」という宿泊形態である。大手ホテルチェーンに見られるビル型の建物は垂直方向に客室を積み上げているのに対し、分散型ホテルは地域に点在する空き家や空き店舗を客室に改修し活用することで水平方向に客室を展開している。この「分散型ホテル」のシステムはうまく利用できれば、1)地域の空き家を利用でき、空き家対策に有効。2)歴史的資産を活用し、町並みを保存できる。3)大きく、まとまった土地を取得する困難がなく、空いた物件をそのまま活用できる。敷居が低い。などの数々のメリットがある。そこで本研究ではこの「分散型ホテル」のシステムが持続可能なモデルかを探求した。……

収録刊行物

  • 都市経営研究e

    都市経営研究e 16 (1), 49-71, 2021-08

    大阪市立大学大学院都市経営研究科

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