絵本に描かれる「関係性」の類型 -福音館版「だいくとおにろく」を中心に-
抄録
本研究は、子ども向けの絵本における、「絵」と「文章」の関係性を、作品に描かれている「人物関係」のあり方や、ストーリーに即した推移・変化を観点に、その効果を分析し、作品の特徴としての類型を明らかにすることを目的としている。読解力の低い幼児や子どもに対して、一定の分量のストーリー、登場人物の特徴や関係性、を理解させるために、文章ではなく、「絵」を用いていることは、これまでも指摘されている。本論考では、絵本の作り手が、絵本を制作する過程において、「絵」と「文章」という表現手段の存在を前提として、作品世界を構築していること、さらに両者の関係性が、作品世界の中でも文章での伝達が難しい「人物関係」のあり方や推移を担っていることに着目し、その類型を明らかにしようとするものである。
収録刊行物
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- 福井大学初等教育研究
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福井大学初等教育研究 5 27-37, 2021-09
福井大学教育学部
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050852405181760512
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- NII論文ID
- 120007147686
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- ISSN
- 24320676
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- Web Site
- http://hdl.handle.net/10098/00028779
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles